インドネシアの大学受験のシステム
日系の子供の進学先で一番多いのは日本ですが、インドネシアの大学に進学する子もそこそこおります。うちの娘もそうなのですが、やっとなんとなく、ぼんやりとインドネシアの大学受験のシステムが見えてきたので、微かに見えたシステムを共有したいと思います。
ただ、これから書く内容は国公立の内容で、私立は全く分かりません。
3つの受験方法
受験方法は、3つあります。
- 内申書(SNMPTN)
- 統一テスト(SBMPTN)
- 大学ごとのテスト(MANDIRI)
この辺のシステムに関しては、インドネシア語のサイトですが、こちらで確認できます。
上記の3つの受験ですが、2022年に関しては、下記のような日程になっています。
※3の大学ごとのテストは、日程が大学により違います。
受験システム | 募集 | テスト | 結果 |
SNMPTN | 14-28FEB2022 | 29MAR2022 | |
SBMPTN | 23MAR-15APR2022 | 17-23MAY2022もしくは28MAY-3JUN | 23JUN2022 |
SNMPTN詳細
一番最初に実施されるのが、このSNMPTNなのですが、内申書がよくないと受験自体ができません。
高校1年生から高校3年生前期までの5回の内申書の合計を各高校内ですべての生徒をランキング化します。その中の上位成績者だけが出願ができます。
高校のランキングにより、出願できる生徒数が決まります。
A すべての生徒の40%出願可能
B すべての生徒の25%出願可能
C すべての生徒の5%出願可能
高校のランキングに関しては、各高校で聞いてみてください。
SBMPTN詳細
SNMPTNの次に実施されるのが、SBNPTNで、日本で言う、センター試験(UTBK)を受験し、そのテスト結果のみで合否が決まります。日本と同じように前期、後期があり、2つの大学を受験可能で、後期のほうが合格のハードルが高い。
後述の大学ごとのテスト(Manridi)で入るよりも、入学金、授業料が安いのが一般的。ただ、Mandiriに比べ、募集人数が少ないため、合格の難易度は高め。
大学ごとのテスト(Mandiri)
一番最後に実施されるのが、大学ごとのテストで、各大学により、受験の日程は違います。募集人数が一番多く合格の難易度が一番低い受験方法です。入学金、授業料はSBMPTNよりも高いのが一般的です。
インドネシアの高校のランキングTOP1000
先にも書いた、UTBK(センター試験のようなもの)のテスト結果から、インドネシア内の高校のラインキングTOP1000が出ています。こちら。
バリTOP5の高校は、
166位 | SMAN4 Denpasar |
246位 | SMAN1 Singaraja |
313位 | SMAN1 Gyianyar |
349位 | SMAN3 Denpasar |
421位 | SMAN1 Denpasar |
意外とバリの学校のランキングが下でびっくりしたのですが、やっぱり都市部(ジャカルタ、スラバヤ、バンドゥン等)の高校が上位を占めています。
まとめ
年によって大学の受験のシステムも変わるようで、今22歳くらいのスタッフに聞いてみたら、以前とシステムが違うからわからないとのこと。22歳の子からしたら4年前のことなのですが、それでも受験システムが変わっています。
日本人の親からしたら、なかなかこういうシステムを理解するのは難しいと思います。
とりあえず娘の受験終了まで後半年。本人は浪人も考えているようですが、何とかどこかに合格してほしいものです。
それでは。
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