チップの相場を勘違いしている観光客
ちょこっと仕事が忙しく、またまた久しぶりの更新になってしまいました。
さて、さっそく本題。
チップのことなんですけどね、日本にチップの文化がないから仕方ない、っていうのはもう一昔前の考え方で、「チップというものが世界にはある」と知らない日本人っていうのはいないと思うんです。
ただ、正しいチップの額、渡し方が分からないからどうすればいいのか・・・、って思っているうちに「まーいっか」ってなっている日本人は多いと思います。
まずね、「チップってどれくらい渡せばいいですか?」って聞くのはスマートじゃないと思うんですよね。
聞かれたら、「そんなの気にしないでください」っていうしかないですから。
チップの最低額
いまだにRp1,000(10円)とかRP5,000(50円)がチップの相場だと思っている日本人がいて、本当に残念な気持ちになるのですが、いくら物価が安いと思われているインドネシアでさえも(実情は別に物価安くないですからね)Rp1,000とかRp5,000もらって喜ぶインドネシア人なんていないですよ。
その額だったら渡さないほうがいい。この額で喜ぶのは小学1年生までのインドネシア人の子供ですわ。
皆さんが10円とか50円をチップにもらったら「は?馬鹿にしてんの?」って思いますよね?それと感覚はあまり変わらないです。
チップの額はサービスによって変わると思いますが、最低でもRp20,000くらいからです。
渡して喜ばれるのはRp50,000以上ですけどね。
$100くれる中国人
僕の本職がダイビングインストラクターなのですが、友人のガイドは中国人のガイドを数日して$100くらいをもらうこともよくあるそうです。
額は人それぞれで、サービスの内容によっても全然違うと思うけれども、中国人でさえガイドにそれくらい渡す人はいるんですね。
日本人向けガイドが高齢化する理由
一昔前はバリに一番来ていたのが日本人観光客でした。
なので日本語を覚えればいくらでも仕事があった時代があり、みんな頑張って日本語を覚えて日本人向けガイドになりました。
今は、日本人観光客は少ない、日本語は難しい、日本人向けガイドになってもチップをもらえないからわざわざ若い子は日本語を覚えてガイドをする人はいないんですね。
ですので、日本人観光客が多かった時代のガイドが年を取って未だに日本人ガイドをしている。
それが日本人向けガイドが高齢化している原因です。
英語ができればガイドができてしまい、日本人以外の外国人はチップもたくさんくれるので、わざわざ日本人ガイドする必要ないんです。
そのうち英語ガイドになりますよ
今はまだ高齢化した日本語ガイドがいるからいいですが、彼らも後10年くらいしたら引退、という年齢に差し掛かっています。
彼らがいなくなったら、日本人向けのガイドは英語ガイドになるんじゃないかな、って思います。
最近、バリに多い韓国人観光客。
ダイビングガイドに限っては韓国語話せるのはいないので、全員英語でのガイドです。
日本人観光客といえば、日本語でガイドしてもらえるというのが当たり前だと思っている人も多いと思いますが、そんな時代はもうすぐ終わるんじゃないかなと思います。
最低でも渡すべき対象者
観光してくれたガイドさん、ドライバー、ホテルで荷物を運んでくれたベルボーイ、スパのマッサージ師、ゴルフ場のキャディーさん、各種アクティビティーのガイドさんには、チップを渡してあげてください。ベルボーイはRp20,000くらいでいいかもしれませんが、他は最低でも1日RP50,000を目安にしてください。あくまでも最低額ですからね。
まとめ
日本は最高のサービスが値段に込になっているから、チップなしが当たり前だと思うかもしれませんが、海外は違うし、バリも今となってはチップが当たり前の場所になっています。
それは、バリの人たちがそうしたのではなく、バリにくる外国人が文化として根付かせ、今ではそれが一般的となり、ここで働く現地の人もそれを期待したサービス提供をしています。
同じ日本人として、スマートに相手に失礼のない額をチップとして渡せる日本人が増えればいいなと思います。
それでは。
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