会社(PTローカル)設立① -最初のステップ-
先日、20年ぶりにインドネシアで会社設立(PTローカル:内資)をしました。
20年前に比べ今では、プロセスがだいぶ簡素化され、素人でもわかりやすくなっています。自分の備忘録のために、設立のプロセスを数回に分けて書いていこうと思います。
今回は内資で作りましたが、PMA(外資)の場合は別のプロセスもあるかと思います。
ちなみに、今回は会社設立エージェントは使わずすべて自分一人で行いました。
資本金のこと
資本金の額によって、会社のカテゴリーが変わります。会社作成にあたり重要になりますので、覚えておきましょう。
Usaha Mikro | Rp50,000,000以下 |
Usaha Kecil | Rp50,000,000-500,000,000 |
Usaha Menengah | Rp500,000,000-10,000,000,000 |
Usaha Besar | Rp10,000,000,000以上 |
上記4つのカテゴリーに分類されます。尚、PMA(外人資本)はUsaha Besarでしか作成できませんので、資本金が最低Rp10,000,000,000(約8,000万円)必要です。
KBLI(インドネシア標準産業分類)の選択
KBLIとは何かといいますと、簡単に言いますと、業種コードになります。この業種コードは5桁の数字で、業種により、その数字が割り当てられています。作成する会社がどの業種でKBLIがいくつのなるのかを決定しないといけません。そのKBLIのリストは下記のサイトで確認できます。
上記サイトにアクセスしていただきますと、下記の画面になります。
業種が大まかにA~Uで分けられています。あてはまる業種を選んでいただくと、さらに細かく業種が枝分かれしていきますので、最終的に作成する会社の業種にたどり着くと思います。例えば私の会社のダイビングであれば、まずはRのKesenian, Hiburan Dan Rekreasiを選びます。その後は、スクショの順に選びます。
ここまで来るのに、5回枝分かれを選んでやっと、ダイビング(Wisata Selam)というカテゴリーにたどり着きました。ちなみに、KBLIは執筆時合計1790が存在します。ダイビングのKBLIは上記のスクショのように93242になります。
このKBLIを会社作成時に決定していないといけません。
※1つの会社でKBLIをいくつも取得可能ですが、資本金の額によるようです。(後述しますが、会社のAKTA(約款)には資本金の額に限らずKBLIをいくつも記載が可能です。AKTAに記載されていないKBLIは取得ができませんので、AKTA作成時に必要なKBLIは記載するようにしましょう。)
KBLIのPDFはこちらから
ダウンロードしたい方はご自由にどうぞ。
次回は・・・
長くなりましたので、今日は会社設立の始めの一歩だけの説明で終わります。次回は、KBLI Berdasarkan Tingakt Risikoについてご説明したいと思います。
それでは。
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