ブラックジャック詐欺に引っかかった話

南国生活

アイキャッチ画像は【イラストAC】の無料のものを使わせていただいております。

ちょうど20年前の2000年7月、僕はそれまで勤めたいた会社を辞めて、バリに3週間放浪の旅に出たんですね。

サヌールにある、ENNYS HOMESTAYという安宿から、KEKE HOMESTAYに宿の移動をしようと大きなバックパックをもって、サヌールのメイン通りを歩いていた時に、道端に座っていたインドネシア人に話しかけられました。

僕も急いでいるわけでなかったので、座って世間話を始めました。
その彼の名前は忘れましたが、仮にアンディーと呼びますね。

アンディー「僕の妹(サーシャ)が数日後に日本に行くんだけれども色々と日本のことを教えてくれないか?」

Papas「いいよ、日本の何が知りたいの?」

アンディー「日本にもっていくクレジットカードはどんなのが、いいのかな?そうだ、君のカードを見せてよ。」

後に思えば、僕がクレジットカードを持っているかどうかの確認だったんでしょうね。最終的に、そのカードでキャッシングさせられ、買い物をさせられ、騙されるストーリーのはじまりだったわけです。

そんな話をしていると、小さな車が僕らのところに横付けされました。車種は確かジムニーだったと思います。そこには、アンディーのお兄さん夫婦が乗っていました。ちなみに奥さんはちょっとセクシーな感じの人。
お兄さんの名前ももちろん憶えていませんが、仮にロベルトとしましょう。

ロベルト「アンディー、お前こんなところで何してる?これからサーシャに会いに行くけどお前も行くか?」

アンディー「Papasも一緒に来てくれない?サーシャに直接色々なことを教えてよ。」

その時の僕は、KEKE HOMESTAYに早くチェックインして荷物を降ろしたかったのですが、半ば強引に車に乗せられ彼らの家に行くことになってしまいました。

僕もバリ島旅行数回目で気が緩んでいたんでしょうね。初めての土地であれば絶対に知り合ったばかりの人の車に乗ることなんてなかったのでしょうが、彼らの強引さもあり、断りきることができませんでした。

車の中から過行くバリの街並みを眺めながらの移動だったのですが、明らかにぐるぐると遠回りをし、同じ道を何度か通って、まるで尾行されているかどうかを確認しているかのように時間をかけて目的地まで車を走らせました。

僕の記憶が正しければ、そこはデンパサールのププタン広場にほど近い場所だと思います。
小さな平屋の1軒家でした。

そこで、まず食事を勧められアンディーと食べることに。

食事が終わってみんなで世間話をしていると、その妹が申し訳程度に顔を見せ、日本の話などすることもなく、お兄さんであるロベルトが自分のことを話し出しました。

ロベルト「俺は大型客船でカジノのディーラーをやっているんだ。ブラックジャックって知っているか??あれはいかさまができるんだぞ。」

この話が始まった時点で、地球の歩き方に乗ってるあれやーん、って気づいたのですが、もう時すでに遅し。チキンな僕は「もう帰ります!」の一言が言えずに彼の話の続きを聞き、いかさまの方法の勉強をすることなりました。ある程度できるようになった時に

ロベルト「これから、俺の客のアラブの富豪がここにくることになってるから、そいつをカモにしてやろうぜ!」

なんて予想通りな展開に(OH MY ガーーー)

ここでもチキンな僕は

「いや、いいよ、もう帰りたい。」

って蚊の鳴くような声で言えたのか、それとも心の声だったのかは覚えていませんでしたが、帰ることはできません。

そうこうしているうちにいかにもアラブの富豪のような人が現れました。身長は185cmくらいあってがっしりした髭もじゃ、指にはごっつい指輪をいくつもはめたおじさん。
こんな感じでした。

程なくして僕VSアラブの富豪の手に汗握るブラックジャックの戦いが始まりました。

ディーラーのロベルトと僕がいかさまをしているという体なので、負けるわけがありません。僕の大勝です。

でも、最後の最後で、

アラブの富豪「これが最後の勝負だ。全額かけて勝負だ!」

アラブの富豪はルパンが持っているようなスーツケースにいっぱいのUSドル紙幣を出してきました。

アラブの富豪「俺はこれだけ持っている。でもお前は掛けるだけの現金がない。掛け金を持ってこい!」

っていうわけですよ。

そこで僕はロベルトに連れられて銀行に行き、クレジットカードを使って限度額いっぱいまでお金をおろし、それでも足りないと判断されて、クレジットカードを使って限度額まで電化製品を買い物させられ、それらを全部持って家に戻りました。

その時の僕はもう諦めてましたよ、もう。

結末は見えてますから。

結局僕は最後の勝負に負けてぜーーーんぶ持ってかれました。

あほですね、当時の僕。

典型的な旅慣れたと勘違いして、痛い目を見る痛い若者。

小さいころから学校でも親からも

「知らない人にはついていってはいけません。」

って教えられていたのに、それを守らなかった僕が悪いですね。

で、いったいいくら持ってかれたのかって??

その記憶があいまいなのですが、確か20-30万円分だったと思います。

なんでもそうですけど、自信過剰になったときが一番危険。
ダイビングでもそうなんですけど、一人でなんでもできると思い込んでしまったダイバーが一番危険。海は人間の力ではどうにもならないときが絶対にあります。それをわかって行動しているのがプロで、俺の技術があればどんな状況でも大丈夫、って思っているうちはただの素人。

あの時の僕はまさに、調子こいてたアホ。

皆さんも気を付けてください。

海外旅行では

  • 知らない人には絶対についていかない
  • 酒の飲みすぎ

には気をつけましょうね。

でもね、海外旅行の醍醐味はこういうトラブルだったりするんですよね。後からネタにできること。今だからこそ笑って言えることとか、結構貴重な体験させてもらいました。

そんな体験を本にしている方もいますので、今はできない海外旅行の妄想旅行用に是非。

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