エレベーター落下事件で知り合いが捕まってた

南国生活

在住者の方だったら大体の方は知っているであろう、ウブドのAyuterra Resort ホテルのエレベーター落下事件。
この事件で5名の前途有望な若者の命が奪われました。

この事件は、現在裁判中なのですが、被告として、このホテルのオーナーと、エレベーターのメンテナンスを担当した人が訴えられています。

事件の概要は、去年9月1日、エレベーターのワイヤーが切れ、エレベーターが落下し、5名の従業員が死亡したというものです。

で、この事故の被告である、エレベーターのメンテナンス者(設置業者は別)というのが、2002年に私の自宅を作った時の電気設置担当の人で、現在に至るまで、家の電気関係の修理等はこの人に依頼していました。

Pak Mujiという60代の方で、いつもにこにこしていて、物腰も柔らかく、すごくいいおっちゃんなんです。

2週間ほど前に家のポンプが壊れたので、いつものように電話をしてきてもらおうと思ったら、電話に出ないし、WAのメッセージも既読がつかないので、別のスタッフに直接電話してきてもらったところ、今、その事件の件で、拘留されているということを知らされました。

スタッフの話では、事故のあったエレベーターの強度を上げるためのアップグレードをしないといけないと、オーナーには常々言っていたみたいですが、オーナーが先延ばしにしてなかなかやらなかったとのことですが、実際のところはどうなのか、裁判が終わるまでわからないですね。

技術者として、ホテルオーナーに進言はしていたというものの、結構なお金がかかるということで、インドネシアではよくある、「んー、高いし、そのうちやるよ」的な感じでなーなーになって安全への優先順位を間違ってしまったのかもしれません。

少なくとも、当事者として5名の命を奪ったという事実はあり、何かしらの法の裁きがあるのでしょうが、20年来の付き合いのあるおじさんが今回の事件にかかわっていたということで、本当に驚きでした。

僕も、人の命に係わる仕事をしている身として、安全第一で今後も仕事をしていなかいといけないなと、改めて思いました。

今回の事故で亡くなった5名の若者の命は戻ってきませんが、今回の事故を糧に、安全基準の見直しを進めていってもらいたいものです。

亡くなった5名の若者と、その家族が少しでも報われるよう今後のバリに期待したいものです。

それでは。

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